ichioの絵描き人日記
言葉
ichio
2007年01月14日 23:18
過ぎていった言葉はいくつあるのか。
旅人の様に過ぎていった。
あるものは僕を幸せにして過ぎ
あるものは僕を悲しませて過ぎ
あるものは傷跡を
あるものは怒りを
あるものは絶望を
心に遺して過ぎた。
遺されたものには軽重がある。
たとえば『バカだね』という一言。
(ゲラゲラ笑って)『バカだね』
(大きくうなずきつつ)『バカだね』
(吐き出す様に)『バカだね』
『バカだね』と一言発した時の
ニュアンスで気まずくなってしまう事も
言葉というものは恐ろしいと想う。
でも、だからこそ愛おしいと想う。
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