風のような詩

ichio

2007年06月28日 20:50



私のお墓の前で
涙を流さないで下さい
私は  そこにはいません
眠ってなんかいないのです

いまはもう
1000の風になって
空を渡っています

雪の中にかがやき
植物に注ぐ お日様の光となり

秋には静かに降りそそぐ
恵みの雨となっています

あなたが目覚めを迎える
静かな朝に
私は 飛び立つ鳥とともに
舞い上がる風の中にいます

そして夜には
きらめく星となり
あなたを見守っています

私の お墓の前で
泣かないで下さい

私は そこにはいません
私は 死んでいないのです
風となり 光となって
貴方のそばに いるのです。

この詩は『僕が死んだ時に読んで下さい』  と
イングランドの青年が、両親に残した 詩だそうです。

美しく  切ない 詩ですね。
色んな想いが、心を駆け巡りました。