忘れられない画家
その一人、神田日勝(かんだ にっしょう)
1937ー1970年 没
たった、33年間の短い生涯に、たくさんの
個性溢れる作品を、残した人です。
北海道の十勝に棲み、農民であり、画家であるという。
タイトル『インテリア』 壁と一体化した様な、異様な絵。
この作品を目にしたのが、20歳の時
心がドキンと、したのを覚えています。
彼は有名な画家ではなかったので、当時
画集や資料は、ほとんどありませんでした、
今は、パソコンで簡単に検索出来るから、
『室内風景』
人とも物ともつかない、混然とした中
目だけが、遥かとおくを観ている
『馬』
絶筆となった、作品です。
未完成なのに、完成した絵の様に見えます。
彼の表現したかったものなど、僕の様な凡人には
とうてい、解り得ない事ですが
何かが、心にズシンと残って消えません。
僕を捕まえて離さない、作品たちなのです。
彼の作品は、ベニヤ板に 油絵の具で描かれています。