我が家には、連日
沢山のおばあちゃんが、遊びに来ます。
独り住まいのお年寄りが、我が街でも沢山、棲んでいるのです。
みんな、話し相手が欲しいんですよね!
幾つになっても、人に聞いてもらいたい その想いは変わりません。
裏で仕事をしていると、そんな人達の話が、聞こえてきます。
だいたいは、同じ話の繰り返しなんですが、たまに良い話を、聞けるときがあるんですよ。
最近の良い話は、『おむすび』と『おにぎり』の話!
江戸の末期まで、『おにぎり』と言う言葉は、ありませんでした。
当時、今で言うファーストフードの走りの様な、店が江戸に出来ました。
最初は手で握った、おむすびを売っていたのですが、生産が間に合わず
木型を作って、それに白米を詰めておむすび型にして、売ったんですね。
手で握った おむすび! 木型で作った おむすび!
その店の主人は、考えました!
これは名前を変えて、売った方がいいんじゃないかと
手で握った物を『おむすび』
木型で作った物を『おにぎり』
そう命名しようと、考えたんですね!
それが、始まりなんです!
だから。コンビニ等で、売られている物は 全て 『おにぎり』なんです!
そんな話を聞いていたら、ふと たまにおむすび 、食べたくなる理由が、解りました。